ビスコの悲劇

フレンチブルドッグのビスコちゃん。8月に飼い主とともに飛行機で羽田から岡山までの空の旅。それが原因で熱中症で死亡する、そんな事故がありました。

わが家の柴犬、百花。
この夏、北海道への旅行をしました。当然ですが、飛行機に乗っています。
出発した8月17日。
東京の気温も、旭川の気温も30度を超えるような真夏日でした。
帰宅した8月20日。
旭川は秋の気配を感じるような涼しげな気温。しかし、東京はやはり30度を超える真夏日でした。

航空会社のホームページには、「輸送中の室温は15〜20℃に保たれている」となっています。そのため、一緒にはいられないがそこそこ快適にすごしてくれているものと信じていました。

犬を飛行機に乗せる際に、必ず同意書に署名させられます。その内容は、ペットが死亡しても文句をいいませんというものです。それは、「シートベルトを出来ないペットが乱気流に巻き込まれた時に、あくまでも事故として死亡することがあるから」程度に考えていました。それは、あくまでも事故だと。

現在、日本の航空会社は機内への動物の持ち込みはできません。(盲導犬などの介助犬は可能です。)そのため、ペットとともに空の旅をするためには、預けるしか方法はありません。それなら、ペットをペットホテルにあずければ・・・。そう思われるかもしれません。
でも、わが家の柴犬、百花。ものすごく分離不安が強いのです。ペットホテルに預けるほうが飼い主にとっては不安になります。だから、旅行には「連れて行く」以外の選択肢がわが家には無いのです。

この夏、ANAでは2件のペットの死亡事故があったそうです。JALだから、ANAだからと言うことよりも、空港の担当者がペットの取扱に慣れているかどうかのほうが問題のようです。

何も知らずに、百花を飛行機に乗せてしまったこと。
何事も無かったから、大丈夫だったと思っていた無知な自分。
いろいろと、考えさせられることばかりでした。

なお、この事故がネットで急激に広まったことがきっかけでJAL、ANAともに問い合わせが殺到しているようです。航空会社の対応が、よりペットにやさしくなってくれればと願ってやみません。