縞々と水玉

うちの柴犬、百花。
なんか、たまに嫁のことをやたらとかむ日がある。
靴下を脱がそうとする日がある。

ぼくにそんなことをすることは無い。

なぜ?
よく分からなかった。

ところで、わが家のルール。
「そこらへんに置いてあって、着られる衣服は着てよい」
そのルールに従い、嫁はよくぼくのTシャツを着たりしている。

たまたま、今日は嫁の室内着が置いてあった。ちょっと着る服がなくて着てみた。
すると
かむんです、百花が。
その室内着の柄が白と黒のボーダー。

靴下。さすがにこれは嫁のものは着ない。
百花がかむのは水玉の靴下だ。

どうやら、縞々と水玉、きらいなようだ。

嫁の好きな柄。ボーダー。まるで、刑務所の人のようにそればかりである。でも、それが理由でかまれていたようだ。