働く犬

日曜日のこと。
河口湖経由で富士山を一周回ってきました。
特に、目的地としていたわけではないのですが、富士ハーネスという、盲導犬総合センターで盲導犬のデモンストレーションを見られるということで、見てきました。

昨日のこと。
NHKのプロフェッショナルという番組の再放送で盲導犬訓練士多和田 悟氏をやっていました。


図らずも、盲導犬についてよく勉強をする日々となりました。

盲導犬というと、「ものすごく賢いわんこ」という印象があります。確かに、基本的には賢いわんこだと思います。でも、盲導犬センターで見た盲導犬(デモンストレーション犬)はとても人懐っこく、誰にでも尾っぽを振って甘えていく普通のわんこでした。
盲導犬ができることは基本的に3つ。

  • 障害物を避ける(見つける)
  • 曲がり角を知らせる
  • 段差を知らせる

てっきり、わんこが道を覚えていて、人を誘導しているものだと思っていましたが、道はあくまでも人が覚えていなければならないのですね。
あと、盲導犬は人間が大好きなのです。だから、仕事中に知らない人に呼ばれると、ついついそっちが気になってしまうということ。

普通のわんこと、しつけ方の違いがひとつ。
アイコンタクトではないということ。
そういわれればそうです。目が不自由な人はアイコンタクトがとれませんから。



富士ハーネスの盲導犬センターは昨年10月に竣工したばかりの新しくとても奇麗な建物でした。デモンストレーションも毎日行っているようです。犬が好きな人は立ち寄ってみるのもいいかもしれません。

また、多和田悟氏のテレビ番組。
多和田氏の著作を読んでいたので、ほぼ予想の範囲内の内容でしたが、訓練の風景は大変おもしろかったですね。(多和田氏は盲導犬クイールを育てた人として有名です)