硫黄島からの手紙

硫黄島二部作の二本目。日本から見た硫黄島のお話でした。
監督をはじめとする、ほとんどのスタッフがアメリカ人なのに、せりふの95%が日本語といういささか不思議な作品です。
主演は渡辺謙なのに、一番目立つのは二宮和成というのもちょっと不思議。

監督も脚本も大変よく日本の当時のことを勉強したなと思いました。細かい部分まで、よくえがけていたなと。


父親たちの星条旗のほうが、作品としてはよくできていたと思います。映画としてのテンポにやや鈍さを感じてしまいました。

日本人でさえよく知らなかった事実を、アメリカ人監督によって知ることになったということに日本人は恥じるべきかなと思いました。

作品としての評価
★★★☆☆
この作品単品で見た場合、やはり描ききれていないかなと。二部作の後編として考えて★★★★☆。